teke teke my life アウトドア編

キャンプ・ゴルフ・釣りなど、アウトドア趣味メモの保管庫です。

釣り初心者が参考にした釣りの教則本をまとめてレビュー(初心者向けムックはおすすめ)

釣りを始めようかと思い、いつものようにとりあえず基礎知識から習得すべく、パーッと初心者向けの書籍を読んだので、おすすめの本も含め、レビューしておきます。

基本的には海釣り中心のつもりだったので海釣り系の本がメインです。シマノの初心者向けHPなんかはわかりやすいのですが、やっぱり書籍になっているほうがわかりやすいですねぇ…。

(動画見るのはどうしても面倒です。糸の結び方とか、竿のセッティングとかは動画の方がわかりやすいのですが)

漫画で学ぶ系

最低限の知識と道具で楽しむ マンガ海釣り超入門(おすすめ)

海釣りにフォーカスした入門書で、同一タイトルのムックの漫画付版になります。

漫画のキャラクターも割合可愛い系で、説明もわかりやすく、一通りの海釣りの紹介もあり、非常に良い本ですね。子どもが読んでも興味を持ちやすいし、とてもわかりやすいです。

また、漫画内で主人公が実際に釣具店で実在する商品を購入するのも良いところですね。

道具の名称を誤魔化す入門書が多いのですが、本書はちゃんとおすすめの道具も具体的な名称を出して紹介してくれるのが素晴らしいところです。

(まあ、主人公が衝動買いするリールがダイワのレガリスだったり、初心者にしてはチョイ高めだったりはするのですが)

登場人物は「仕事で疲れた男主人公」「主人公に餌釣りを教えてくれる旅館の女の子」「ルアー釣りを教えてくれる謎の美女(女の子の姉)」と、漫画自体もどこまでもテンプレ感がすごいのですが、無難に読める内容になっており、釣りをやってみたい!という気持ちにさせられる内容で良いですねー。かなりおすすめ。

マンガでわかる「釣りのはじめ方!」

「つり人社」編集というガチ目の入門書で、内容的には充実しています。

ただ、川釣り・海釣りの両方にフォーカスを当てている関係で、海釣りをしてみたいひと、川釣りをしてみたい人のそれぞれで不要な部分が出る感じなのは難点ですかね。

あと、漫画の内容も一般向けに寄せすぎていて、漫画自体の面白さは皆無で、キャラクタも「トイトイプーのリコピン」を彷彿とさせるキュート系の造形なのにかわいらしさがない感じの画風で、漫画になっているメリット感がありません。

(いや、これは漫画書いた人の責任ではなく、たぶんターゲット層に合わせた指示に基づいて描いたらこうなったのだと思うのですが…。表紙にいない「釣り仙人」みたいなキャラクタがかなりイマイチですね。)

内容的には充実しているので、悪くはないのですが、漫画部分が中途半端なので、別にこれだったら漫画がなくてもいいかなぁ…という感じですね。

一般的な入門用ムック

はじめての釣り for Beginners(おすすめ)

「はじめての釣り for Beginners」という名称の通り、完全ビギナー向けの内容です。

ほかの入門書と比べると一層ビギナー向けの解説になっており、ビギナーの疑問にばっちり答えてくれる感じが良いですね。おすすめです。

基本的に、釣りのプロが中心になっている本だと「どうしてもビギナーの疑問ってそこじゃないんだよなぁ…」という雰囲気の内容になりがちで、雑多な趣味のムックを作成している出版社が作っているほうが、的を得た内容になっていることが多いです。

知識ゼロからの釣り入門

上州屋が監修している釣り入門書です。一応、漫画もついていますが、漫画部分はかなり薄いので、どちらかという一般書寄りです。

内容的にはかなりわかりやすいですし、ほかの入門書では「難易度の低い釣りの方法」から入るところ、序盤で「釣りのターゲットは時期次第」みたいな話が示されるのは釣り具屋監修感があります。

ただ、海釣りから川釣りまで汎用的に記載してあり、充実した内容ではあるのですが、構成が海釣り→川釣り→海釣り…という感じで読んでいるとちょっと行ったり来たり感はなくもないです。

海釣りしたいなら海釣りonlyの教本を読んだ方がいいかもですねぇ。

魚種・釣り方専用の入門書

みんなのハゼ釣り

ハゼ釣りに完全に特化した本です。ベテランが読んでも面白いようにはなっていますが、一応、初心者が読んでもわかるようなレベルまで落とされています。

釣り場も含めて解説が多いので、東京近縁でハゼ釣りをしたい場合は第一の選択肢に入る書籍ではないかと思います。

(まあ、ハゼ釣りに関してはわりとネットでも情報収集しやすいので、そんなに困らないところはありますが)

アジ釣りのすべて(おすすめ)

アジ釣り特化の書籍です。どちらかというと中級者がターゲットに見えますが、初心者がまず狙う魚種はアジだとすると、初心者が「アジ釣り」をきちんと理解するにはちょうどいい書籍ですね。

そもそも、「サビキ釣り」といっても「上かご」「下かご」「トリックサビキ」「投げサビキ」と色々ありますし、「アジングってなんだ?」みたいな疑問も出たりするので、メジャージャンルのアジ釣りの概観がつかめていると、基本的な釣りについてかなり理解度が深まる印象です。わりとおすすめ。

(まあ、東京でアジがそんなにほいほい釣れるかというと、船に乗らないとしんどそうな感じはするのですが。)

全体

というわけで、ほかにも色々と読んだりしたのですが、ざっと主要なところのおすすめ度でした。

個人的には、「最低限の知識と道具で楽しむ マンガ海釣り超入門 (扶桑社ムック)」と「

はじめての釣り for Beginners 2022-23 (100%ムックシリーズ)」が結構良かった印象なのです。

釣りに興味がある場合はこの辺を読めば大枠を簡易に理解出来て良いのではないでしょうか。

推奨されている装備についても、なんとなく私が結構調べた範囲の結論と一緒でしたし、刊行されたのも最近なので、商品名的にも検索しやすく、扱いやすいと思います。

一方で、最近はエントリーレベルのセット商品の在庫があんまりないのが難しいところですね。

シマノ(SHIMANO) シエナコンボ」とか「シマノ(SHIMANO) ブエナビスタコンボ」とか1万円ぐらいでそれなりの性能でそれなりの価格で糸が巻いてあるみたいな商品があると、エントリーしやすいのですが…。

コロナでエントリー層が増えた時期が終わり、エントリー層で脱落しなかった人が上位商品を購入し始めている時期なので、やむなしですけどねぇ…。